【二人暮らし】同棲の初期費用はいくら貯めてから?|引っ越しに必要な費用や上手に分担する方法について解説
初めての同棲で気になるのは、やっぱり初期費用ですよね。
「費用の折半ってありなのかな」「いくら必要になるんだろう?」
費用面での心配や不安は付きものです。インターネット上では、二人暮らしに必要な費用は100万円と言われているブログやサイトもあります。
たしかに家具家電すべてを買いそろえると、商品の値段によっては100万円まで費用がかかってしまうことはあるかもしれません。
しかしたとえ二人暮らしでも、サービスをうまく利用したり、ちょっとした工夫で初期費用は格段に抑えられるのです。
今回は、はじめての同棲を考えている方に向けて、初期費用にかかる項目や費用を抑えるコツについて詳しく解説していきます。
- 二人暮らしの初期費用|引っ越しの初期費用は100万円も必要?
- 同棲の初期費用は家賃の約6~7か月分
- 同棲に必要な初期費用の総額の内訳
- 引っ越し費用の総額は家具家電の購入によって左右される
- 二人暮らしの初期費用はどうやって払う?|分担や折半するケースを解説
- 同棲の初期費用を折半するのはアリ?ナシ?
- お互いの収入によって費用を分担する
- 同棲の初期費用を折半するケース
- 同棲の初期費用を抑える5つのコツ
- RAGY(レイジー) のサービスを利用する
- 敷金礼金のない物件を選ぶ
- 家具家電を持ち寄る
- 共有の口座を作って貯金をしておく
- 不用品を売る
- 二人暮らしの生活費をシミュレーションしよう
- 二人暮らしの生活費の相場は約24万円
- 二人暮らしの生活費の内訳
- 同棲の初期費用は二人でよく話し合って賢く抑えよう!
二人暮らしの初期費用|引っ越しの初期費用は100万円も必要?
一般的に同棲の初期費用は100万円も必要ありません。
すぐ後の項目でお話しをしますが、同棲の初期費用は家賃のおよそ6~7か月分と言われています。
ただし家賃10万円以上の敷金礼金等+家具家電の購入や、引っ越し業者を利用すると、100万円以上の費用が必要になることもあるでしょう。
首都圏の平均家賃は10万円~13万円くらいと言われています。
しかし家賃が10万円以上でも、少しの工夫で初期費用は大幅に抑えることが可能なのです。
この項目では、初期費用に必要な金額や内訳について詳しくお伝えしていきます。
初期費用についてイメージが湧かない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
同棲の初期費用は家賃の約6~7か月分
最初に少し触れましたが、同棲の初期費用は家賃の約6~7か月分であることが多いです。
たとえば家賃が7万円であれば、家賃の7か月分で計算をすると、賃貸契約時の費用や家具家電の購入を含めた初期費用は約50万円といった具合ですね。
東京都の平均家賃は1LDK、2LDKのお部屋で10万円~13万円程度と言われています。都内の人気エリアによって、13万円以上のお部屋もあります。
首都圏の平均家賃が10万円以上かかるのに対して、そのほかの地域では1LDKもしくは2LDKで5万円~8万円程度で住めるお部屋が多いようです。
同棲に必要な初期費用の総額の内訳
それではここで、初期費用の総額の内訳についてお話していきます。
下記の表は、賃貸契約の際に必要といわれている主な初期費用の項目です。
これらの費用に加えて、家具家電の購入や引っ越し業者の利用によって金額が上乗せされます。
敷金 | 家賃の1~2か月分 |
礼金 | 家賃の0~2か月分 |
仲介手数料 | 家賃の0.5か月~1か月分(+消費税) |
鍵交換費用 | 2万円 |
火災保険 | 2万円/2年 |
安心サポート費用 | 1.5万円/1年 |
前家賃 | 家賃の1か月分 |
日割り家賃 | 月初以外の契約の際に必要 |
保証委託料 | 2万円/1年 |
エアコンクリーニング代 | 1.5万円 |
浴室コーティング費用 | 1万円 |
契約事務手数料 | 1万円 |
例として家賃10万円で敷金礼金が各1か月分、仲介手数料1か月分の場合、賃貸契約時に必要な費用だけでも約51万円という計算になりますね。
これらに加えて、引っ越し業者の利用料や家具家電の購入の費用が必要です。
同棲の初期費用が100万円といわれているのは、家具家電の購入や引っ越し業者の利用料も含んだ費用の合計金額になります。
つまり、家具家電の買い方を工夫したり、安い引っ越し業者を選ぶだけでも引っ越し費用の総額を浮かせることができるのです。
引っ越し費用の総額は家具家電の購入によって左右される
初期費用の大部分を占めるのは賃貸契約時の費用です。
しかし家具家電をすべて新品で購入すると、購入するメーカーにもよりますが費用は15万円~20万円以上の上乗せとなるでしょう。
妥協できそうなものは中古品で済ませたり、家具家電付きの物件を契約すると、10万円~20万円程度の費用を浮かせられます。
二人暮らしの初期費用はどうやって払う?|分担や折半するケースを解説
収入が比較的低い若い世代同士のカップルでは、初期費用の分担や折半によって、上手にやりくりをしている人たちもいます。
ここからは、費用の折半や分担をするケースについて解説していきます。
同棲をはじめたいけど費用面で躓いている場合はぜひ参考にしてみてくださいね。
同棲の初期費用を折半するのはアリ?ナシ?
そもそも、お互いに費用を折半するのはアリなのかというのは気になりますよね。
分担は項目によってどちらが費用を出すかを決めますが、折半は完全に割り勘のようなイメージです。
どちらかの収入が低い場合、すべてを折半してしまうと、不満から口論やトラブルに発展してしまうことがあります。
お互いに支え合って一緒に暮らしたいという気持ちのもと、歩み寄った話し合いをすることが大切ですね。
お互いの収入によって費用を分担する
すべての費用を折半するのは、収入によっては不公平であることをきっかけに、どちらかが不満を持ってしまう可能性があります。
そこでおすすめなのが「分担」です。
食器類や消耗品などの比較的負担の軽い出費もあれば、洗濯機やベッド、冷蔵庫など数万円の大きな出費となるものがあります。
「自分は〇万円くらいのものなら購入できる」
「火災保険料や鍵交換費用は自分が出す」
上記のようにひとつひとつの初期費用の項目によって分担すると、細かな調整ができます。
収入が低くて困っているパートナーがいる場合には、お互いによく話し合いをしてみましょう。
同棲の初期費用を折半するケース
お金に余裕がある場合は費用を半分ずつ出し合うのもよいでしょう。
どちらかが一時的に費用を負担して、引っ越し後に清算するという方法もあります。
より具体的な話し合いができそうであれば、費用の支払い方についても詳しく決めるとよいですね。
同棲の初期費用を抑える5つのコツ
ここでは、同棲の初期費用を抑える簡単なコツを紹介します。
初期費用を抑えるコツはこちらの5つです、
- のサービスを利用する
- 敷金礼金のない物件を選ぶ
- 家具家電を持ち寄る
- 共有の口座を作って貯金をしておく
- 不用品を売る
ちょっとしたアイディアから初期費用を格段に抑えられる便利なサービスまであるので、きっとあなたにぴったりの方法が見つかるでしょう。
敷金礼金のない物件を選ぶ
敷金や礼金ゼロの物件を選ぶのも一つの手段です。
初期費用の中で結構な額になってしまうこれらの項目は、0円物件を選ぶことで大幅に費用を抑えられます。
ひとつ注意いただきたいのは、敷金ゼロ円の物件を選んだ場合、「ハウスクリーニング代」などで別途料金を支払うケースがほとんどです。
敷金礼金ゼロの物件を考えている場合は、不動産会社へしっかりと確認をしておきましょう。
家具家電を持ち寄る
物件契約にかかる費用のほか、お金がかかる項目としては家具家電の購入です。
お互いにひとり暮らしをしているカップルは、持ち寄って使える家具家電を積極的に新居へ持っていきましょう。
とくにテーブル、テレビ、ソファはそのまま使い続られるケースがあります。
洗濯機や冷蔵庫は2人分の容量を使うので、持っている家電の対応できる容量によって選ぶとよいでしょう。
自炊を考えている場合は、ひとり暮らし向けの冷蔵庫では容量が足りなくなるはずです。無理はしないようにしましょう。
共有の口座を作って貯金をしておく
引っ越し前の準備として、二人で共有の口座をひとつ開設するのもよいでしょう。
月に一人〇円というルールを決めておき、無理のない範囲で引っ越し用の貯蓄をすると後々とても助かるのでおすすめです。
作った共有の口座は引っ越しをした後も、二人の旅行や物を買う時の費用に役立てられます。
毎月同額を同じ期間で口座に入れておけば、引き出して使いたいときのトラブルの防止にもなりますよ。
不用品を売る
すぐにお金を作りたい場合はリサイクルショップで不用品を買い取ってもらうのがおすすめです。
時間に余裕がある場合には、フリマアプリの活用もよいでしょう。
ただし、フリマアプリは購入されたときや振込時に手数料が発生することがあります。
リサイクルショップへの持ち込みや、宅配での買い取り、フリマアプリをうまく活用しましょう。
二人暮らしの生活費をシミュレーションしよう
引っ越しが終わった後も、もちろん出費は発生します。それが生活費です。
生活費はいくらくらいになるのでしょうか?
ここでは、二人暮らしの生活費の相場を調べてまとめています。
気になる方は参考にしてみてくださいね。
二人暮らしの生活費の相場は約24万円
家賃を抜いた生活費の相場は、二人で約24万円程度。物価の高い関東地方ではさらに4~5万円ほどプラスになるようです。
もちろん、お互いの収入や年代によっても金額の上下はあります。
次の項目で生活費の内訳を詳しく見てみましょう。
二人暮らしの生活費の内訳
以下は2020年に総務省統計局で発表されている二人世帯の平均的な支出額です。
食費 | 約80,000円 |
水道光熱費 | 約21,000円 |
交通・通信費 | 約39,000円 |
教養・娯楽 | 約24,000円 |
医療費 | 約14,000円 |
日用・消耗品 | 約12,000円 |
衣類 | 約9,100円 |
その他雑費 | 約47,000円 |
合計 | 約240,000円 |
いかがでしょうか?思ったよりも結構な出費となっているかもしれません。
こちらの統計結果は三人以上の世帯も含んでいるので、実際にはもう少し費用は低くなると考えてもよいでしょう。
また、交通費は車の維持費も加算されているので、車のない世帯は更に費用は安くなります。
その他雑費の項目については、おこづかいや仕送り、理美容代といった内容です。
食費や消耗品の節約、車の有無によっても生活費は左右されることになりそうですね。
同棲の初期費用は二人でよく話し合って賢く抑えよう!
今回は同棲の初期費用や分担のアイディア、生活費のシミュレーションについて解説いたしました。
初期費用も生活費も、ちょっとした工夫で抑えられる項目はたくさんあります。