引越しのベストなタイミングを知りたい方へ!最適な時期を解説
引越しのタイミングはいつがよいのだろうとお悩みではありませんか。適切なタイミングといっても、引越し料金の安い時期に引越したい、条件に合う物件を見つけられる時期に引越したいなど、希望によってベストな時期は異なります。
そこでこの記事では、これから引越しを検討している方に向けて、ベストなタイミングの考え方について解説します。月別の特徴や、目的別におすすめの時期もご紹介しますので、引越し時期を決める際にぜひ参考にしてください。
目次 [非表示]
- 引越しのタイミングによって料金が変わる理由
- 引越しの見積もりをとろう
- 引越しに最適なタイミングは何にこだわるかで変わってくる
- 年間の引越しの状況
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月~8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
- 目的別の引越しのベストタイミング
- 引越し料金を安くしたいのなら11月
- 自分好みの物件を選ぶのに最適なのは1月
- お得な物件が出やすいのは6月
- スムーズに引越しできるタイミングとは
- ベストの日
- ベストの曜日
- ベストの時間帯
- まとめ
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
引越しのタイミングによって料金が変わる理由
引越し業者に依頼するときの料金は年間を通じて同じではありません。引越し業界にも繁忙期と閑散期があり、時期によって料金が変わってきます。業界の繁忙期は料金が割高になり、閑散期には料金が割安になります。
また物件に関しても、時期を見極めると低コストで借りられる場合があります。部屋を借りる際には一般的に敷金と礼金がかかりますが、時期によって値引き交渉が可能な場合があるのです。繁忙期であれば借りたい人が多く貸主は強気なため、初期費用の値引き交渉になかなか応じてくれないでしょう。
一方、閑散期であれば貸主や不動産業者は空き物件を減らして契約したいので、値引き交渉に応じてくれやすくなります。これらを踏まえ、特に時期を定める必要がなく、引越しにかかるコストを抑えたい場合、閑散期をねらうのがポイントです。
引越しの見積もりをとろう
時期を考えるのももちろんですが、できるだけ費用を抑えて引越しするなら、引越し業者の選定の際には、必ず業者比較のために相見積もりをとりましょう。
忙しい荷物整理に加えて、1社ずつ引越し業者へ見積もりを取るのは大変です。そんな時は一括で見積もりを確認できるサービスが便利ですよ。
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引越しに最適なタイミングは何にこだわるかで変わってくる
引越しに最適なタイミングは、何にこだわるかで変わってきます。とにかく費用を安くしたい人もいれば、自分好みの物件をじっくり探したい人もいるでしょう。
仕事の都合上、できるだけ希望の日時に引越しをしたい人もいるかもしれません。引越しに最適なタイミングを知る前に、自分が何にこだわって引越しをするのかをはっきりさせることが大切です。優先順位をつけると、適切なタイミングが見えてきます。
年間の引越しの状況
引越しは1年を通じていつでもできますが、引越し料金や混雑状況は月によって異なります。ここでは、月ごとの引越し状況を説明します。
1月
1月は引越しシーズンのスタート時期です。少し早いのではと思われるかもれませんが、すでに進学や就職が決まっている学生が部屋を探し始めるため、特に不動産業者は忙しくなります。物件の数も多いため、自分好みの物件を探すのにはよい時期です。ただし、条件に合う物件を早めに押さえておこうとする人もいるため、1月下旬になると希望の物件が減っていきます。
一方、引越しそのものをする人が増えるのは少し先なので、引越し業者はやや落ち着いています。1月中に引越し日を設定できれば、時間の指定などがしやすいでしょう。
2月
2月は、新年度から新しい生活をスタートさせる人が本格的な物件探しに動き始める時期なので、空き物件が多く出てきます。また、新築マンションが数多く完成する時期でもあるので、新築物件を探すにはよいタイミングです。
ただしこの時期になると人気の物件はすぐに決まるため、のんびりしてはいられません。引越し業者の予約はまだ少し余裕がありますが、後半には割増料金が始まるため、コストを抑えたい人は前倒しするつもりで日程を選ぶとよいでしょう。
3月
本格的な引越しシーズンが到来するのが3月です。進学や就職が決まった学生、転勤が決まった社会人が一斉に動き出すからです。空き物件はたくさん出てきますが、人気の物件はすぐに決まってしまいます。
特に3月後半になると空き物件の数が少なくなるので、自分好みの物件を見つけるのは難しいタイミングを迎えます。引越し業者も繁忙期にあたるため、希望日時の予約は簡単ではありません。この時期しか動けないなど特段の理由がないのなら避けたほうがよいでしょう。
4月
引越し業界の忙しさも山場を越えた時期で、空き物件は少なくなってきます。自分の好みの物件を探すのは難しいので、ある程度妥協する必要があります。
ただし、夫婦世帯の引越しが増えるタイミングなので、夫婦向けの2DKの空き物件がよく出てきます。引越しの件数自体は減少してくるので、料金は割安になり始めます。
5月
引越しの繁忙期は4月で落ち着きますが、ゴールデンウィークは、引越し業者の予約がやや取りにくくなります。5月全体の料金は割安ですが、土日祝日が高いのは年間を通じて変わりません。
料金を安くしたい場合はゴールデンウィークを除く平日がベストタイミングです。不動産業者がじっくり対応してくれるため、物件を探し始める時期としては、比較的おすすめです。
6月~8月
梅雨や暑さの影響で作業がしにくいため、引越しを敬遠する人が多い時期です。したがって引越し業界も閑散期となり、料金が割安になります。
とにかく費用を抑えたい人には向いているといえるでしょう。空き物件はさほど多くありませんが、引越しを考えている人は少ないので、じっくり探せば好みの物件が見つかることもあります。
9月
結婚や転勤という理由で引越しをする人が増えるので、物件が出やすいタイミングです。家族向けの物件がたくさんある時期ですが、決定する人はまだ少ないのでゆったり物件探しができるでしょう。
ただし、社会人が10月からの異動に備えて9月中には引越しを終える必要があるため、引越し業者はやや予約が取りにくくなります。
10月
過ごしやすい気候で結婚式シーズンにあたるため、9月同様に結婚で引越しをする人が多い時期です。新築物件が多数出てきますので、どうしても新築物件で暮らしたい人にはおすすめのタイミングでしょう。引越し業者の繁忙期はいったん落ち着くため、料金は比較的安くすみます。
11月
9月~10月にかけて出てきた物件が残っていることがあるので、思わぬ優良物件を見つけられる時期です。また、春の引越しシーズンに向けて物件の数が徐々に増えてきます。涼しい気候で作業がしやすいため、快適に引越しをするにもおすすめの時期です。
12月
進学や就職が早めに決まった学生が動き始める時期なので、一人暮らし向けの物件が少しずつ出始めます。じっくり選びたい人は動き出すとよいでしょう。
また12月という忙しい時期に引越しをする人はあまりいないので、年末を除けば料金の相場が下がります。年内に引越しをすませておけば、新年を新しい部屋で迎えられるというメリットもあります。
目的別の引越しのベストタイミング
いつ引越しをすればよいのかは、目的によっても変わってきます。各月の引越し状況はご紹介しましたが、続いては目的別に引越しのベストなタイミングをご紹介します。
引越し料金を安くしたいのなら11月
繁忙期にあたる3月と4月以外を選べば料金を安く抑えられますが、中でも11月が閑散期となり、絶好のタイミングです。また、人の移動があまりない時期も料金の相場が下がる傾向があるので、6月~8月、12月~1月もコストを抑えやすいといえるでしょう。
閑散期でも土日は割高になるので、できるだけ平日を選ぶと最安値で引越しができる可能性が高いです。
さらに閑散期の引越しは料金が安くなるだけではなく様々なメリットがあります。詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
自分好みの物件を選ぶのに最適なのは1月
どうしても自分好みの部屋を選びたい人は、1月が物件探しに適した時期です。早めに進学や就職が決まった学生が物件を探し始めるため、不動産業者では多数の物件を扱います。ファミリータイプの物件を探している人には、転勤シーズンの4月や10月を迎える前がおすすめです。
お得な物件が出やすいのは6月
少しでもお得な物件に引越しをしたい人におすすめのタイミングは6月です。物件数こそ多くないですが、不動産業者がじっくり相談に乗ってくれやすい時期だからです。ネットでは載っていない情報を探してくれる場合もあります。
また、6月の結婚式に憧れる女性は多いため、この時期に結婚して引越しをするカップルが一定数います。夫婦向けの部屋へ引越しをするので、単身者向けの空き物件が多数出てきます。思わぬお得物件に遭遇することもあるので、探す価値がある時期といえるでしょう。
さらに6月は引越しの閑散期なので、大家さんが借り手を見つけるために敷金礼金の値下げをしたり、家賃を月割りではなく日割りにしたりして、借り手の負担を軽くしてくれることがあります。
スムーズに引越しできるタイミングとは
引越しするベストな時期は、月以外に日付や曜日、時間帯によっても異なります。引越し費用を安くすることも大切ですが、引越し業者が忙しくて予約が取れなかったり、時間通りに来てくれなかったりするのは避けたいことです。ここでは、スムーズに引越し作業をするためのベストなタイミングをご紹介します。
ベストの日
1ヶ月の間でも引越し業者が忙しい時期とそうでない時期があります。引越しをする人は、新生活を月の初めからスタートする場合がほとんどです。月末には引越しを完了させる必要があるので、月末をねらう人が多く、予約が取りにくくなります。反対に、同じ月でも初旬や中旬の引越し件数は少なく、日程に融通がきくでしょう。
ベストの曜日
社会人は平日に仕事があるため、仕事を休んで平日に引越しを実施することはなかなかできません。そのため土日に引越しをするケースが多くなり、引越し業者も忙しくなります。有休などを使えるのであれば、引越しの予約があまり入らない平日を選ぶとよいでしょう。
ベストの時間帯
引越しを午前中にすませておけば午後に荷解きの作業ができるため、予約は午前中に集中します。午前中は業者が忙しく予約が取りにくくなるため、次の日に特に予定がないのなら午後の引越しがよいでしょう。
もっとも、午後からの場合、午前中の現場での作業が遅くなると業者が時間通りに来られない可能性はあるので少し注意しましょう。
まとめ
引越しに最適なタイミングは目的によって大きく変わります。1年間の各月で見ても引越しの状況はさまざまで、引越し費用を安くできる月、自分好みの物件が探しやすい月があります。
引越しをする人が多い時期には空き物件がたくさん出てきますが、すぐに埋まりやすいため、優良物件を探せる可能性は低くなります。引越し業者が忙しくなるので、引越し料金の相場が高くなります。
一方で、引越しの件数が少ない時期は空き物件は減りますが、新築物件に出会いやすい、閑散期を理由に引越し料金の相場が下がるなどのメリットがあります。自分の目的や予算を考慮して引越しの最適なタイミングを探すことをおすすめします。